
2022-2023年度運営方針と事業計画
松江ロータリークラブは島根県で初めてのクラブとして先々代田部長右衛門会長を中心に創設され、本年創立70周年を迎えます。
70年の間には様々な難題や解決すべき課題があったと推察いたしますが、会員の知恵と汗で解決されてきたと敬意を表します。
小林祥泰会長年度は危機管理の徹底を図られ、長引くコロナ禍においても例会の開催やクラブの運営が継続できるよう、Webを用いたオンライン例会やハイブリッド例会を取り入れられ、コロナ禍でも例会や会の運営を継続する道を開いていただきました。又、第2690地区初めての衛星クラブ設立を実現され、女性5名、男性5名の会員で、4月27日にはチャーターナイトが開催されました。
危機管理に対応した運営体制や衛星クラブというかけがえのない財産を引き継ぐ事が出来ましたので、衛星クラブの組織の充実と更なる発展を支援すると共に、Webを用いた例会を引き継いでいきたいと思います。
今年度のRI2690地区、友末誠夫ガバナーは地区のスローガンを「ロータリーの素晴らしさを体感しよう!」に掲げられました。ガバナーは米国大学在学中に4つのテストに出会われご自身の心に強く宿してこられたようです。
今年度はロータリー誕生以来100年の歩みで培われた、人間味あふれる奉仕活動と価値観を、ロータリー活動を通して体感する事を求めておられます。
又、ロータリーの基本精神を堅持する事が重要であり、4つのテストは集う私達の絆を未来へと結ぶ羅針盤であるとも述べておられます。
70周年を迎えた松江ロータリークラブですが、会員数は20年前の90人台をピークに減少傾向にあり、近年は60人台で推移しています。活発な活動や会員相互の交流の為にも会員数の拡大は最重要課題であり国際ロータリー本部は意識概念D.E.I.(多様性、平等性、包括性)を重視して新しい活動の可能性を広げようと訴えています。ロータリー会員、衛星クラブ会員に、若い方・新しく起業された方・女性会員を増強し活力ある会にしたいと思いますので、皆様からの情報やお誘いを、お願いいたします。
一方で会員拡大の為には、ロータリーを広く市民の皆さんに理解いただく活動が重要と考えています。
その一つとして奉仕活動がありますが本年度も地区補助金を利用し活動を致します。ロータリーの奉仕活動で特に重要な点は①地域での活動である事②ロータリアンが積極的に参加する事③会員が汗を流す事の3点であると考えています。具体的には堀川に生え繁茂している藻狩りを行い、きれいな堀川を市民の方や、観光客の方に見て頂く事と、皆さんが汗する姿を市民の皆さんに伝え共感して頂く事などでロータリーを市民の皆さんにご理解いただきたいと思います。
70周年記念例会は9月14日に夜間例会とし、会員で祝いたいと思います。又、10年間の記録をまとめ冊子を作製すると共に、75周年に向け記録を保存致します。
コロナ禍の状態が、どの様に終息して行くかはいまだ分かりませんが、会員相互の親睦が非常に重要です。特に会員の方には転勤で赴任された方が多数いらっしゃいますので皆さんに松江で沢山の思い出を作って頂きたいと考えています。そのためにも細心の注意と危機管理を行いながら、松江の食とお酒、豊かな自然と観光資源、ロータリアンのおもてなしの心で会員の絆と松江への愛着や結びつきが出来る事を願い、親睦に力を入れて行きます。70周年から更なる飛躍が出来る1年となるよう努力してまいりますので、会員の皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
会長 佐藤尚士